博士の異常な愛情をすすめられたので、見てみました。
スタンリー・キューブリックの冷戦時代の核戦争を題材にしたブラックコメディ。おもしろかったです!「このような間違いは決して起きないと、アメリカ空軍は断言する。。。」というような内容の文章から始まるのですが、これもまた笑えます。w見ている最中、ずっとニヤニヤしながら見てました。軍人とかがいかにもな感じで、おもしろいです。ソ連の大使なんかも、わざとらしく盗撮したりして。w
一人の頭のおかしくなったアメリカ軍の司令官のせいで、ソ連に水爆を落とす命令がくだされてしまいます。それを知った軍とアメリカ政府とで会議が開かれます。そこで軍人は「この際だから戦争しよう」といいだすんですが、アメリカ大統領がそれに反対します。なんとか、打開策を考えようと冷静に対処します。この中で、一番冷静なのがアメリカ大統領なんですよ。w現代のアメリカを考えると、どうも笑えてくるんだなー。
指令をうけた軍人は、軍人らしく作戦を実行に移すために命をかけます。おかげで、水爆は投下されてしまうんですが、そのあとのペンタゴンでの会議がまた。w人間ってしょうもないなー。ほんと。ラストの音楽とキノコ雲がまたね。ブラックだよ。
見た後に知ったのですが、ピーター・セラーズはマンドレーク英空軍大佐、アメリカ大統領、ドイツ人博士ストレンジラブと、3役をこなしているってんだからすごい!とくに、ドイツ人博士はおもろかった。右手はナチスを忘れられず、アメリカ大統領を前に「総統!」と右手をあげちゃったり。wなんとも、あのにやけた顔で話す感じが「田中康夫」に見えてしょうがなかったのは、私だけでしょうか。