RIZEとシリアナ

最近見たDVD。
(正直、エントリー書くのがめんどくさかった。。。)
『RIZE』
サウスセントラルでの若者たちのドキュメンタリー。
ダンスシーンに圧倒されて、気になっていたのです。
彼らのダンスをみてると、ダンスというよりも動物としての表現というか、野性的というか。。。映画の中にもちらちらと出てきたように、まさにアフリカの部族の儀式そのもののように見えます。
気絶するまで踊り続けるパワーはすごい!
南米でのミサでも、涙を流しながら失神するまで祈り、歌い続けるらしいですが、正直それに近いように思えます。
いやー、すげーなー。
冒頭の「本作のダンスシーンは速回しではない」っていうテロップがうけました。w
『シリアナ』
政治家、CIA工作員、アナリスト、弁護士、王子、テロリスト、出稼ぎ労働者など、様々な人たちの視点でストーリーが進んでいきます。
ちょっとストーリーとしては難解かもしれませんが、すすむにつれてそれぞれの状況や出来事が一つにつながっていく。
アクション映画のようなスリルやサスペンスがあるわけではなく、あくまでも物語は淡々と進んでいきます。
それが逆にリアルなのです。
若いテロリストも、すごい大きなものを背負って、すごい決意で挑むというよりかは、もっと簡単に軽い感じでテロを実行しに向かっているように見えました。
その単純さというか、あっけなさがすごくリアルな感じがしました。
これから自爆テロに向かうのに「街に行くから」といって、交通費を父親に借りて出かける青年の後姿がなんとも印象的です。
利益のために暗殺するとか、ほんとこんな現実があるのが怖い。